True colors

とある海辺の町に暮らす女子高校生と始めた文通。

三通目、Yuukaちゃんへ

ごめん、先に三通目をもらってしまったね。ありがとう。

私は近頃、溜まった約束を果たすということをひとつずつやっているところです。今週は、ある小さな友だちとの一年越しの約束を果たしたくて、彼女の家に向かいました。

本当は急に用事が出来て、諦めようかと思っていたのだけれど、その約束は私にとってとても大事なものだったから、そっと訪ねていって、ハグをしました。

 

ちょうど彼女は小学校六年生で、この春を越えたら中学生になります。

その子の小学校は全校生徒が14人で、中学校は今1人しかいなくて、校舎が繋がっているから、卒業したからといって大きく風景が変わるわけではないのかもしれない。でも例えば私はあの頃、何かを決意して一歩進んだ記憶があったから。彼女にとってこの春は、どんな春なんだろうなあ、と思う。

 

明日は、津奈木町に向かうよ。君に会いにね。

たくさんお話しながら、曲を作ろう。

 

大急ぎで!

 

追伸:今週の水曜日は、自分の役割についてたくさん考えた一日でした。