True colors

とある海辺の町に暮らす女子高校生と始めた文通。

五通目、Yuuka ちゃんへ

すっかり、お返事が遅くなってしまいました。ごめんよ・・・。

始めようと云い出したのは私なのに、Facebookだ、Twitterだ、と、浮気ばかりしていて、文通もブログも、果ては映画の制作も、途中で放り出しているという。

おかしな集中力と、焦りのせいです。とてもよくありません。

でも、私は私をすごく疑いつつ、割と信じているので
なんとかぐいっと取り戻してくれるはずだ(と自分に言ってる)と、気長に眺めています。今日のライブも、素敵に歌えるといいな。


さて。
松本への旅は、どうでしたか。

まさか本当に君、来るなんて!

あなた方のように若く、学校に通う友人達を見ていていつも思うことは、時間は常に流れ、永遠ではないという 当たり前のこと。

あなた方の体は刻一刻と成長し、たったひとつのきっかけで、大きく未来が変わりうる。自分の16歳を振り返った時それは確かにそうで、あの日。天草に行かなかったら、私は天草で映画なんか撮らなかったし、歌も歌っていない。そう思うと、君の思いつきはどうにか有意義なものにしたいと思いました。

ライブは一度だけでしたが、私達が一緒に作った『灯台ポスト』の歌は、やっぱりいろんな人に届く曲になったようですね。

あなたの時間には制限がありますが、どうか出来るだけ多くの人の元へ、歌いに行けますように。楽譜を作ったら、是非、周りのお友達と一緒に演奏をしてください。

自分の体を動かさなくても、歌を拡げていく知恵はあると

自分にもいつも思うんだ。

 

ああ たのしみだな!

ありがとう