一通目。Yuukaちゃんへ
さて、やっと始めようか。
随分待たせてしまった。ごめんよ。
今日はもう2月15日。今、このブログをどういう風に進めていこうか、電話で君と相談をした。君は、私がどんな風に一通目を始めるだろうと、今私の住んでいる東京からはずっと遠い熊本のあの町の君の家の君の部屋で、もうこんな夜更けに多分、どきどきしながら待っていてくれている。
こんな風にして私が記事を書く。あなたがお返事を書いてくれる。
綴られてゆくのは二人のやり取りであって、そうではない。
このページを見てくれる人の多くは、私を知らない。
あなたのことも。
だから、始めよう。
不思議に思うこと、美しく思うこと、おかしいと思うこと、忘れたくなかったこと。
別々の場所で、違う時間を生きて来た同士で、お話しよう。
少しずつ。
それらはきっといつの日か、みんな歌になる。
始めよう。
夕海